タイピングじゃ得られない、手書きのメリットを紹介！

オフィスワークだと業務のほとんどはパソコンですよね。私自身も業務の90％強はパソコンの前にいます。
しかし先日、有能な人ほど手書きをしているという記事を読み、仕事の方法を見直そうかと考えています。
今回は手書きのメリットについて考えてみたいと思います。

手書きのメリット①自分の思考を整理できる

パソコンではあるフォーマットに則って書くことが多いと思いますが、手書きでは書く場所、文字の大きさ、囲みやアンダーラインの有無など基本的に自由です。あとで見返した時に「自分はこんなことを考えていたのか」と気付かされることがあります。
前職で求人原稿を書いていた時、手書きでメモを作って原稿の方向性を練っていました。人が読んでも分からないと思うのですが、自分なりのリズムというか、どこがアピールポイントなのかがクリアになって、とても役立っていました。
無地のノート、メモ帳を使うのがおすすめです。

手書きのメリット②記憶力が高まる

文章を頭の中で考える時は左脳を使いますが、手書きだと右脳が刺激されるのだそうです。両方の脳が活発に働くことに加えて、手書きはパソコンのように予測変換がないため、一言一句吟味する必要があり、脳に強く働きかけると言われています。その結果、パソコンで書いたものより記憶できるというわけです。
学生時代、英語の単語を何度も書いて覚えた方もいると思いますが、ビジネスでも十分活かせる方法だと言えます。

手書きのメリット③ボキャブラリーが増える

頭の中にある知識、アイデアを書き出すためには、リサーチが不可欠です。パソコンならサクッと検索してコピペで済ませられますが、それではすぐに忘れてしまいます。手書きでメモを取りながらリサーチを行うことで、派生知識も得られ、また書き出したメモはあとで見返すことができます。

手書きのメリット④漢字を忘れない

久々に手書きをして「漢字が出てこない！」と思ったことはありませんか？私はしょっちゅうです。こっそりスマホで漢字を調べているのに気づかれ、笑われたことも一度や二度ではありません。
パソコンだと勝手に変換してくれるので、漢字をどんどん忘れていきます。
いくらパソコンがあるとは言え、まだまだ書類などは手書きする機会も多いと思います。漢字を書く習慣を身につけておくことは、恥をかかないために必須です。

手書きのメリット⑤アイデアが浮かびやすい

手書きには潜在意識を呼び覚ます効果があると言われています。一説には手書きでないと働かない脳の部分もあるのだとか。アイデアが欲しい時は紙に書き出してみるのがおすすめです。脳が刺激されるのはもちろん、可視化されるため、ディスプレイとにらめっこしていた時には思いつかない発想が浮かぶかもしれません。
ブレインストーミングの際も手書きでメモをすると良いそうです。

手書きのメリット⑥目的を達成しやすい

手書きで目標を書き、人と共有すると達成しやすいという研究結果があります。

「目標を手で書くこと」になぜ効果があるのか、その仕組みに興味がある人のために説明してみましょう。書くという行動は、脳幹の網様体賦活系（RAS）にある多くの細胞を刺激します。RASは、脳が処理しなければならないあらゆるものの中で、その瞬間に積極的に注意を向けているものを、より重用視するフィルターとしてはたらきます。そして、書く動作は、「その瞬間に積極的に注意を向けているもの」をつくりだすのです。

>http://www.lifehacker.jp/2013/02/130204writing_than_typing.html

手書きのメリット⑦感情も一緒に記録できる

活字だと分からなくても、手書きなら字の大きさやタッチからその時の自分の感情を思い出すことができます。例えば会場の様子や当日の雰囲気といったことをその場に立ち会っていない人に伝える際、手書きのメモから掘り起こすことが可能です。

手書きのメリット⑧印象づけられる

手書きのメッセージや文章は活字を見慣れている多くの人に強い印象を与えることができます。全てを手書きにするのは無理だとしても、例えば宛名だけでも手書きにすることで「大事にされている」と思ってもらえるはずです。
例え字が綺麗でなくても、手書きは印象に残りやすいので、覚えてもらえるメリットがあります。
つまり、コミュニケーションツールとして手書きを活用するということです。

手書きのメリット⑨図やイラストを入れるのが簡単

手書きなら気軽に図やイラストを入れられます。パソコンのスキルがあまり高くない方だと「こんな複雑な図どうやって作れば・・・？」と思いがちな資料づくりも、手書きなら出来てしまうのです。スキルの習得からやることを考えれば、効率的に業務を進められることもあります。

まとめ

手書きのメリットを紹介しました。
皆さんのビジネスに役立ちましたら幸いです。
私もさっそくアイデア出しを手書きでやりたいと思っています。