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直帰率とは?基本内容と改善方法を徹底解説!離脱率との違いも

 

直帰率とは?

 

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サイト運営に関わるワードの一つである直帰率は、より良いサイト作りを行う上で知っておきたいワードの一つです。そんな直帰率は、具体的にどんな意味を持つ言葉であるのか、そして直帰率が増えてしまう原因について解説致します。

また直帰率と合わせて確認しておきたい離脱率との違いや改善方法などに関しても詳しく解説致しましょう。

 

直帰率の定義

直帰率の定義とは、一体どのようなものなのでしょうか。この直帰率とは、サイトへ訪れたユーザーが最初の1ページしか見ていないことを表す言葉です。

そのため、サイトや広告から飛んできたページしか閲覧していないことを表す割合が直帰率の定義となります。他のページを見た場合には、直帰したことにならないため、直帰率には含まれません

他のページに飛んた数が少なければ少ないほど、割合が上がってしまうということになります。

 

直帰率と混同しやすい離脱率って?

直帰率は、離脱率と混同されやすい傾向にあります。この離脱率は、どこで離脱したのかを表す割合となります。最初のページだけを閲覧したことを表す直帰率に対して、離脱率が上がるということは、その分他のページに移行したことを表しています

また、離脱率というのは、ページごとに付けられる数値でもあります。どのページで離脱したかを図ることができるため、ページの質の見直しにも繋がります。

 

直帰率はGoogleアナリティクスのどこで確認可能?

アクセス解析ツールで有名なGoogleアナリティクスは、初心者にも優しい解析ツールの一つです。

そのツール内にある「ユーザー」>「概要」から直帰率を確認することができます。セッション数やユーザー数などさまざまな数値が並んでいるところに併せて記載されています。また「行動」>「サイトコンテンツ」>「ライティングページ」からも閲覧が可能です。

平均セッション時間なども記載されていますが、この時間は、直帰したユーザーに関しては、カウントがされないということも抑えておくと改善がしやすくなるでしょう。

 

直帰率の平均的な目安は?

サイト運営を行うにあたり、この直帰率の平均的な目安を確認することでどの程度まで落とすべきかを確認することができます。

一般的な基準として挙げられる目安は、大体40%前後と言われています。約4割のユーザーが直帰してしまい、残りの約6割が他のページを閲覧するという割合になります

多いと思うか少ないと思うかは、人それぞれになりますが、40%に抑えるというのは、簡単なものではありません。しっかり対策を行うことで、クリアできる数字となります。またサイトのジャンルによっても直帰率に違いがあります。

ECサイトなどの商品を取り扱うサイトは、比較的低い傾向があります。それに引き換え、ブログサイトやランディングページは、少し高めの割合にもなりますので、サイトごとの直帰率基準を作るのもサイトを長く運営していくためのポイントになります。

 

直帰率が高くなる原因って?

直帰率が上がってしまうのには、原因があります。直帰率が高くなるということは、リピーターに繋がりづらいという欠点があるため、改善を行う必要があります。その原因となるポイントをいくつかご案内致しましょう。

 

コンテンツの内容が見づらい

直帰率が高くなりやすい原因として挙げられるのが、コンテンツの内容が見づらさです。文字の大きさやフォントの形、また色を使った装飾なども影響する可能性があります。

より目を引くようにと装飾を入れた場合、見づらくなってしまうと逆効果になってしまいます。また文字の大きさやフォントなども対象とするユーザー層に合わせることも大切です。

重要点には、マーカーや色を変えるなど、必要なポイントのみ装飾を加えるなど、全体的なバランスが必要になります。あまりに見づらいコンテンツは、割合が上がることにも繋がってしまうことがあります。

 

導線がきちんと設置されていない

サイトが見づらいことに並んで、直帰率に繋がりやすいのが、導線がきちんと設置や整備されていないことです。導線は、次のコンテンツ内容に繋げるためにとても大切なポイントとなります

いくら内容が良くても次のページに飛ぶ方法がわからない場合、直帰してしまう可能性に繋がります。導線の整備をきちんとして、欲しい内容に繋がるよう設置することで一目でわかるサイト作りが行えます。

 

読み込みスピードが遅い

直帰率に繋がりやすいポイントとして意外と多いのが、読み込みスピードの遅さです。サイトを運営するにあたり、この読み込みスピードの遅さは、致命的なポイントにもなります。

読み込みスピードが下がってしまう原因には、デバイスが最新化できていない場合や読み込みに時間がかかりやすい画像の画質が高画質である場合もあります。

画質を落とすことや新しいものに対応できるようデバイスを最新化して、対策を行なって行くことも大切です。

 

直帰率を改善方法をチェック!

直帰率が高くなりやすい原因をチェックしたところで、その原因を踏まえながら行うべき改善方法についても併せてご紹介します。

 

コンテンツの目的や情報を明確にする

直帰率を下げるには、コンテンツの目的や情報を明確にすることがポイントとなります。

サイトを見て、どんな内容が得られるサイトであるのかをデザインやコンセプトなどを通して伝えることが大切です。またターゲットとするユーザー層を絞るのも一つのポイントになります。

ターゲットに合わせたコンテンツ内容作りに加えて、アクセス解析ツールを利用して、サイトに訪れる層からコンテンツを修正を行うのも大きな進歩につながります。

 

内部SEO対策も行おう

SEO対策というと、検索エンジンなどの外部からサイトに飛んでもらうことをメインにした対策と思われがちですが、サイト内でのSEO対策を行うことでリピーターに繋げやすくなるという点も抑えておくと良いでしょう。

タイトルやキーワードの数などを徹底することはもちろんのこと、内部リンクを貼るなど、サイト内でも他のコンテンツへの誘導を促すなどの対策がとても大切です。

また、外部へのリンクも文字にするなど、ユーザーの目線で考えることで、より親切で見やすいコンテンツに仕上げることができます

 

デバイスを最新化しよう!

直帰率は、デバイスによって異なる場合があります。googleアナリティクスの「ユーザー」欄には、「モバイル」というカテゴリーがあります。

この「モバイル」からは、どのようなデバイスからのアクセスがあったかを調べることができます。「desktop」がパソコン、そして「mobile」がスマホ、「tablet」がタブレットと表記されており、それぞれにユーザーや直帰率を確認することができるようになっています。

それぞれを見比べた時に特定のデバイスだけの直帰率が高い場合には、そのデバイスに対応した表示がされていない場合があります。どのデバイスも均等になるよう、デバイスの最新化を行ってみると良いでしょう。

 

直帰率が高い=「内容が悪い」わけではない!

ここまでの流れを確認すると直帰率が高いということは、「コンテンツの内容が悪いのでは?」と考える方が多いですが、必ずしもそういうわけではない場合があります。

その理由には、アクセスしたページだけで満足がいく内容が得られたという可能性もあるからです。検索エンジン等でページに直接アクセスしてきた場合、他のページを確認せずに直帰してしまうこともあります。

特にサイト内の内容をまとめた記事などは、他を見なくても納得のいく情報が得られることが多いため、直帰率や離脱率が増える場合もあるということも抑えておくと良いでしょう。

 

まとめ

直帰率は、サイトを改善するためにとても重要な材料です。直帰率を抑えるためにさまざまな視点から改善を行うことで、コンテンツとしての品質を上げることにも繋がります。

Googleアナリティクス等のアクセス解析ツールをご利用の方は、直帰率を確認して、ユーザーにとって有益な情報提供が可能なサイト作りを行ってみて下さい。


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