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Facebookを使ったコンテンツ発信ではSEO対策が出来ない理由

FacebookSEOのイメージ

Q,Facebookで情報発信をしてコンテンツSEOになるか?→A,残念ながら一切なりません。

「FacebookでガッツリSEO対策キーワードを盛り込んだコンテンツを作ったのに、いっこうにGoogleで上がってこないんだけど・・・」
先日、こんな相談を受けました。
この方に限らず、Facebookで情報発信することでSEO効果が期待できると考える方は少なくありません。
結論から言ってしまうと、Facebookでの記事の更新や、いいね数、シェアや拡散数などは一切SEOとは関係がありません。
でも大丈夫です! Facebookでコツコツ書きためたコンテンツを無駄にしない方法がちゃんとあります。

その前に、Facebookのコンテンツ発信がなぜSEOに繋がらないのか正しい知識を身につけましょう。

FacebookのコンテンツがSEOに繋がらない理由①:robot.textの存在

まずはこちらを御覧ください。

FacebookSEOのイメージ

この文字列・・なんだかわかりますか?

これはFacebookのrobot.textです。

ロボットテキストとは検索エンジンのクローラーのアクセスを制限するファイルです。
おびただしい数の「Disallow /」はアクセスを制限するページの指定です。
Facebookのプロフィール、個別のページ、アップデート情報など多くのページはクロールされないよう指定されています。
つまりGoogleのクローラーに対してのバリアが張り巡らされているのです。これでは当然、検索結果に表示される事はまずありません。

FacebookのコンテンツがSEOに繋がらない理由②:nofollowの付与

Facebookはユーザーが張った外部サイトへのリンクには「nofollow」を付与しています。これは検索エンジンにリンクを評価しないよう伝えるものです。robot.textとセットで、クローラーに対する鉄壁のバリアのように作用していると言えるでしょう。
nofollowを付与することで企業の公式ホームページであっても、Googleは外部リンクとして評価できません。

FacebookのコンテンツがSEOに繋がらない理由③:Googleはいいね!数やシェアの状況を知らない

FacebookはGoogleに対してデータアクセスを認めていません。
そのため、いくらいいね!を獲得したり、シェアされたりしても知るすべがないのです。

なぜFacebookはGoogleのアクセスを制限しているのか?

FacebookがGoogleに対してrobot.textを張り巡らせたり、robot.textを付与したりしている理由は2つあります。
一つは競合関係であること。ネット広告その他の面で両者はライバル関係です。そのためデータアクセスさせないようにしているのです。
もう一つは個人情報保護。Facebookは大量の個人情報を扱っており、ユーザーが検索にヒットさせたくないと思っているケースが多いのです。そのため、わざと検索にヒットしにくい構造にしているのです。

そもそもFacebookでGoogleのSEOをやろうとすることが間違い・・

FacebookとコンテンツSEOを展開しているサイト、ページは根本的に別物であると覚えておきましょう。
Facebookでいくらいいね!やシェアを獲得したとしても検索順位に直接影響を与えることはありません。
しかし、いいね!やシェアを多く得ているサイトが検索上位に上がっているケースも少なくありません。
これはなぜなのでしょうか?

Facebookをきっかけにナチュラルリンクを増やす

Facebookで話題のサイトが検索上位に上がっている理由の一つは、Facebookで話題になるサイトは他のブログやまとめサイトなどでも多く取り上げられているから、と考えられます。

卵が先か鶏が先かという感じですが、Facebookで話題になるコンテンツは当然他のサイトでもニーズがあると考えられます。

また、Facebookで話題になりアクセスが増えることで、訪れたユーザーが個人のブログなどで紹介し、ナチュラルリンクを獲得できます。
ナチュラルリンクはSEO外部対策の重要な要素です。アクセスが多いサイトやブログにリンクを張られることで、ますますアクセスが増え、検索エンジンにも有益なコンテンツと見なされる可能性はあります。
SEOに直接関係することはないものの、間接的には影響を与えると考えられます。

Facebookの記事は重複コンテンツと見なされにくい

FacebookのコンテンツはGoogleが内容、人気ともに把握できないため、直接的なSEO施策はできません。
ただ、Facebookで発信した情報をGoogleが把握していないということは、見方を変えれば、Facebookと同じ内容を書いたとしても重複コンテンツとは見なされないということです。
Facebookで書きためた文章を自社のサイトやブログに転載するのも一案だと思います。
両方を上手に使うことで効率的に情報を拡散できるかもしれません。


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