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【PCクロール終了】Googleのモバイルファーストインデックス移行完了とその影響

#モバイルファーストインデックス

ついにGoogleがパソコン版のクロールを終了するようです。

Googleは2024年7月5日以降、すべてのWEBサイトをスマートフォン用Googlebotでクロールします。
モバイルフレンドリーからモバイルファーストインデックスとなり、今後は言うなれば「モバイルオンリーインデックス」になると言っても過言ではないのかもしれません。

今回の発表

2024年6月3日、Googleは米公式ブログで、2024年7月5日以降、すべてのWEBサイトをスマートフォン用Googlebotでクロールすると発表しました。これにより、パソコン版Googlebotによるクロールは完全に終了します。この変更により、モバイルデバイスでアクセスできないWEBサイトは、インデックスされなくなることが予測されます。

今回の発表により、WEBサイト運営者はモバイル対応をさらに強化する必要があります。特に、モバイルデバイスでのユーザーエクスペリエンスを最適化することが重要です。検索エンジンからの流入が必要なWEBサイトはレスポンシブウェブデザインの採用が推奨され、スマートフォン用Googlebotによるクロールに備える必要があります。

 

モバイルファーストインデックスの歴史

Googleは長年にわたり、WEBサイトのクロールとインデックスにパソコン版Googlebotを使用してきましたが、スマートフォンの普及に伴って、ユーザーの多くがモバイルデバイスを使用してWEBサイトにアクセスするようになりました。

日本国内でも2013年にはスマートフォン復旧率は62.6%となり、過半数の国民がスマートフォンを所持する時代へと突入しました。

情報通信機器の世帯保有率の推移

出典:総務省|令和5年版 情報通信白書|情報通信機器・端末より

 

これを受けて、2015年4月21日にGoogleはモバイルフレンドリーアップデートを行い、モバイルフレンドリーなサイトを検索結果で優遇する施策を開始しています。
そして翌年、2016年10月に「モバイルファーストインデックス(MFI)」の構想が明るみになり、2016年11月4日に正式発表しました。

モバイルファーストインデックスは、WEBサイトのモバイル版を優先してクロールし、インデックスするという方針です。
これにより、それまではPCサイトとモバイルサイトが両方存在する場合、PCサイトを優先してSEO対策しているサイトがほとんどでしたが、優先順位が逆転する状況となりSEO業界にも混乱と新たな商機が生じました。
「検索エンジンの評価を高めるために新たにスマホ対応したサイトに乗り換えましょう!」
という謳い文句の営業を受けた会社様も多いのではないでしょうか。

2018年3月から段階的に移行が始まりましたが、その当時はまだ多くのWEBサイトがスマホ対応されていない状態でした。特に中小企業や個人の運営するサイトでは、モバイルフレンドリーなデザインやレスポンシブデザインへの対応が遅れていました。
これは、モバイルデバイスの普及が急速に進んだ一方で、WEBサイトの運営者がその変化に対応するためのリソースや知識を十分に持っていなかったこと、そして何よりスマホ対応をするためのリニューアル費用を捻出できなかった事などが原因です。

このため、Googleはスマホ対応が不十分なサイトに対しては依然としてパソコン版Googlebotでクロールを続けていました。

一方で、スマートフォンの利用が急増し、ユーザーの多くがモバイルデバイスを主なインターネットアクセス手段として選ぶようになった背景から、GoogleはWEBサイトのモバイル対応を強化するための施策を進めざるを得ませんでした。
Google が掲げる 10 の事実にもあるように”情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない”のです。

そして、技術の進歩と共に、多くのサイトが徐々にモバイル対応を進めていく中、Googleもその対応を強化してきました。
そしてついに、Googleは2023 年 10 月 31 日(火曜日)に、すべてのサイトがモバイルファーストインデックスに対応したと宣言し、モバイルファーストインデックスへの移行が完了したと発表しました。

Google – モバイルファースト インデックスが実現 – ご協力に感謝します 

この宣言により、WEBサイトの運営者はモバイルユーザーの体験を最優先に考える必要性が一層高まりました。

出来事
2013年日本国内のスマートフォン普及率が62.6%に達し、過半数の国民がスマートフォンを所持する時代に突入
2015年4月21日Googleがモバイルフレンドリーアップデートを実施、モバイルフレンドリーなサイトを検索結果で優遇
2016年10月モバイルファーストインデックス(MFI)の構想が明らかに
2016年11月4日モバイルファーストインデックスを正式発表
2018年3月モバイルファーストインデックスへの段階的移行が開始される
2023年10月31日Googleがすべてのサイトがモバイルファーストインデックスに対応したと宣言、移行完了を発表
2024年6月3日Googleが米公式ブログで、2024年7月5日以降、すべてのWEBサイトをスマートフォン用Googlebotでクロールすると発表
2024年7月5日Googleがパソコン版Googlebotによるクロールを完全終了予定、モバイルオンリーインデックスへ

 

Search Consoleヘルプのコミュニティの反応

Google Search Consoleヘルプのコミュニティでも、この発表について議論が行われています。
ユーザーからは、「PC向けのページはクロールされないので、モバイル向けページだけ意識すればいいのか」といった質問が寄せられています

Google Search Consoleヘルプ – 「パソコン用-googlebot-によるクロールを完全に終了」について

この質問に対して、専門家たちはレスポンシブデザインの重要性を強調し、モバイルデバイスでの最適化を推奨しています。

 

今後の対策

一部のユーザーは、PC向けページのクロールが完全に終了することに懸念を示していますが、ほとんどのサイトは既にモバイルファーストインデックスに対応しており、大きな順位変動などの影響はないのではないかとの見方が大方の予測です。
2024年7月5日以降、実際の順位変動に注視したいところですね。

PC向けページがスマートフォン用Googlebotでクロールされなくなるという事実は変わりませんが、Googlebot Desktopは求人検索や商品リスティングなどの一部の検索で引き続き使用されるようです。

今回のGoogleのモバイルファーストインデックスへの完全移行により、WEBサイト運営者はモバイル対応の重要性を再認識して、自身のWEBサイトの対策状況を再確認しておきましょう。

Google – モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法

 

対策が不安な事業主様は是非JetB株式会社の無料相談をご依頼ください。

 


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