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CV(コンバージョン)キーワードとは?探し方を解説

ゴールの文字を打ち出すタイプライター

CV(コンバージョン)キーワードの概要と探し方について

この記事を読むための時間:5分

SEO対策によってなんとかサイトの集客数は上がったものの、CV(コンバージョン)率が上がらず悩んではいませんか?CV率を上げるための方法はいくつかありますが、その中でもCVキーワードを知るという方法は重要です。

そこで今回はCVを上げる「CVキーワード」について、概要や探す方法を解説します。また、CVキーワードを知る以外でのCVの上げ方もご紹介しますので、CVが上がらずに困っているという人はぜひ参考にしてみてください。

CV(コンバージョン)キーワードとは?

そもそもCV(コンバージョン)とは、webマーケティングでは最終的に目指す成果を意味します。例えば、商品の購入であったり、資料請求や会員登録であったりします。そして、CVキーワードとは、CVに直接的につながっているキーワードのことです。

CVキーワードを知るべき理由

CVキーワードはCVに非常に強く結びついており、売り上げと直結していると言っても過言ではありません。

CVキーワードを元にサイトの構成変更やコンテンツ作成をすることでCV率を上げることができるので、CVキーワードを知る必要があるのです。

SSL化でCVキーワードを探すのが困難になった?

CV率アップのためにもぜひ知りたいCVキーワードですが、実は探すのは容易ではありません。なぜなら現在のアナリティクスではSSL化(セキュリティ強化のため、ユーザーとサーバー間のデータが暗号化されること)によって、検索キーワードを確認することができないからです。

CVキーワードを探す方法

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)を使う

Google Search Consoleは、Googleが無料で提供しているツールで、自社の検索順位やアクセス数、検索順位を下げる問題がないかなどをチェックすることができます。

このGoogle Search Consoleを使うことで、CVキーワードを探すことも可能です。方法としては、まずは「検索パフォーマンス」から「ページ」タブを開き、該当するページをクリックします。

すると、該当ページの流入キーワードが表示されます。この流入キーワードの検索順位をチェックしましょう。順位が高いキーワードがCVキーワードである確率が高いです。

キーワードファインダーを使う

キーワードファインダーは、その名の通りキーワードを見つけるためのツールです。月間検索数をグラフで確認することができる上、順位や関連キーワードも自動で取得してくれるので、キーワード選定で非常に役立ちます。

キーワードファインダーでのCVキーワードの探し方は非常に簡単です。「キーワード一覧」→「CVキーワード」をクリックするだけで、CVキーワード自体はもちろん、それらの月間検索数やGoogleの順位、さらにサイト関連度や、競合との競争に勝ち抜けるかどうかの難易度まで表示してくれます。

そして「CV見込みキーワード」をクリックすれば、これからCVの見込みがあるキーワードを表示してくれるので、CV対策がより打ちやすくなります。競合に差をつけるために、ぜひこの機能も利用しましょう。

「MIERUCA」の機能を使う

MIERUCAは株式会社Faber Companyが運営するSEOツールで、docomoやぐるなび、講談社といった大手企業も利用しています。ツール名が表すように、コンテンツの課題を「見える化」することで、SEO対策方法を分析することができます

このMIERUCAに最近追加された機能が「CVキーワード予測」です。CVが期待できるキーワードと、その言い換えを含めたワードを自動で選定してくれます。さらに、CV率が高いおすすめ度も星型で表示してくれるので、どのキーワードを優先させるべきかも分かりやすく、無駄なくSEO対策を打つことができます。

その他のCVを上げる方法

CVを上げるために、CVキーワードを知ることは大切ですが、CVを上げる方法はそれだけでは不十分です。CVキーワードを探すと同時に、その他のCVを上げる方法も試していきましょう。

ターゲットを明確化しピンポイントでアプローチをかける

CVが上がらない原因のひとつに、ターゲットがぶれていることが挙げられます。闇雲に集客だけしても、その中にCVにつながりやすい顧客が少なくては意味がありません。また、CVにつながりやすい顧客にしっかりアプローチができていないことも問題です。

そこで、まずはターゲットを絞りましょう。Google Analytics(グーグルアナリティクス)を設置し「ユーザー属性」を調べれば、サイトに訪れているユーザーの年齢や性別を調べることができます。

また、もしGoogle Analyticsを設置していないのであれば、CVからターゲットのペルソナを立ててみましょう。例えば、CVが婦人系のがん保険の資料請求であるのならば、ターゲットはがんを発症する恐れがある年齢の女性ということになります。

そして、これらの方法で分かったターゲットに対してピンポイントで広告を打ち出すなどのアプローチをかけることで、ターゲットの興味を引き、CV率を上げることができるのです。

サイトの構成を見直す

CV率がなかなか上がらない場合、サイトの構成に問題がある可能性があります。

ユーザーのアクションを起こす意欲は非常に移り変わりやすく、CVに至るまでに少しでも面倒なステップがあると「ま、いいか」とアクションを起こさずに終わってしまいます

そこで、ユーザーが「あ、これ欲しい!」「資料を請求してみようかな」と思ったときにすぐにアクションを起こせるようなボタン配置を心がけましょう

ユーザーの興味を引きやすいコンテンツを追加する

ユーザーが思わずアクションを起こしたくなるようなコンテンツを配置することも重要です。ユーザーが思わず「もっと続きを見たい」と興味を引くようなキャッチコピーや動画などのコンテンツを盛り込むようにしましょう。

最近では漫画やショートアニメなどを掲載するサイトも多いです。漫画やアニメなら、文章を読むより読み手に負担がかかりにくいので、ついつい見続ける確率が高く、商品などの良さを効果的に伝えることができるからです。

CVの条件を見直す

例えば1つ数万円の商品を売るなど、CVの条件が厳し過ぎることもCV率が上がらない要因です。

ユーザーは商品が高額であればあるほど、購入に慎重になりがちです。そのため、いきなり購入ボタンがあってもなかなか押すことはありません。

そこで、購入ボタンの前に「まずは無料で資料請求!」という感じの、条件を下げたCVを狙いましょう。これならば、購入を考えているユーザーが「無料ならとりあえず資料をもらおうかな」とアクションを起こしてくれます。

無料で資料を取り寄せて熟考した結果、購入に至らない場合もあります。しかし、中には資料を読んで購入意欲が沸くユーザーもいるので、まずはCVのハードルを下げてユーザーにアクションを起こしてもらうことが大切なのです。

まとめ

CVキーワードは売り上げに直結するといっても良いほど、重要なキーワードです。ぜひ今回ご紹介した方法を参考に、CVキーワードを探し出してCV率を上げましょう。

また、CVキーワードを探す以外にもCVを上げる方法もあるので、そちらもぜひ実行してくださいね。


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