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新規セッション率とは?確認方法やリピーターへの繋げ方もチェック

 

新規セッション率とは?

 

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アクセス解析ツール内の用語の一つである「新規セッション率」とは、何を表す比率であるかご存知ですか?新規セッション率は、サイトを運営するにあたって抑えておきたい用語の一つです。

こちらでは、新規セッション率の意味についてや確認方法、そして新規セッション率がサイト運営とどのような関係があるのかを詳しく解説致しましょう。

 

新規セッション率とは?

新規セッション率とは、初めてサイトを訪問したユーザーが全体のセッション数に対して、どれだけの割合を占めているかを表す数値のことを指しています。

この割合は、アクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスから確認できる数値であり、過去2年以内に1度でも訪れたことのあるユーザーは、リピーターと判断されるため、この割合には含まれません

Googleアナリティクスは、Cookieによって新規セッション数を判定しているため、有効期限が2年と設定されています。2年間一切サイトを見ることがなく、期限を過ぎた後にアクセスをすると新規セッション数として判定されることになります。

 

新規セッション率の確認方法って?

新規セッション率は、Googleアナリティクスの「行動」>「新規顧客とリピーター」から確認することができます

ユーザータイプが「New Visitor」と「Returning Visitor」の項目に分かれており、それぞれパーセンテージで確認することができます。

また、「ユーザー」>「概要」からもユーザー数と新規ユーザ数が確認できるようになっており、こちらには、それぞれのパーセントテージ入りの円グラフから確認することができます。

 

新規セッション数=「新規ユーザー」?

新規セッション数は、新規ユーザーとどのような違いがあるのかがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。セッションとは、ユーザーがサイトを訪れてから離脱するまでの一連の流れを示す言葉であり、ユーザーはweb上での顧客を表しています。

それぞれ意味に違いはありますが、Googleアナリティクスにおいて表している「新規ユーザー」と「ユーザー」は、訪問者数の数を表しているため、「新規セッション」と「リピーターセッション」と表すことも可能です。

そのため訪問者数の数を数える際には、イコールと考えても間違いではありません。

 

新規セッション率からわかることとは

セッション数は、一言で言うと訪問者数を表しています。ては、この全体に対しての新規の訪問者の割合を示す新規セッション率からは、どのようなことが分かるのでしょうか。

 

新規ユーザーの数

先ほどお伝えした通り新規セッションは、新規ユーザーの数を表していることになります。初めての訪れた訪問者は、初めてのユーザー(顧客)であるため、自動的に新規ユーザーの数を確認することができます。

全体のどれほどの割合が新しいユーザー(顧客)であるかを知ることで、今までサイトを知らなかったユーザーにアプローチできているかどうかを確認できます

 

リピーター数

新規のユーザー数がわかると言うことは、同時にリピーター数を確認することもできます。Googleアナリティクスでは、2年以内に1度でも訪問歴がある場合、「ユーザー」というカテゴリーでカウントを行います。

新規のユーザーの獲得も必要ですが、サイトを認識しているユーザーが再度サイトを訪れるよう促すことも必要です。サイトを改善する必要がある場合は、このリピーター数も確認する必要があります。

 

新規セッション率は高いと良いの?

新規セッション率は、高い方が良いのかという点について疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。新規ユーザー数が高いということは、それだけ新しいユーザーの目に触れているということになります。

しかし新規セッション率が高いということは、リピーターであるユーザーに比べて、新規ユーザーが多いという表れでもあります。新規ユーザーの数がリピーターよりも多いことには、リピーター率が低いということになります。

つまりリピートするユーザー(顧客)が少ないということになるため、時間が経つにつれ、新規ユーザーが減っていく場合もあります。

新規ユーザーの獲得と並んで、リピーター率を上げるのも大きなポイントとなります。新規ユーザーの数は多い方が良いですが、新規セッション率は、リピーター率に比べて少ない方が、新規ユーザーがリピーターになりやすいということも伺えます。

 

新規セッション数を上げる方法

新規セッション数を上げる方法についても合わせて解説しましょう。新規セッション数は、新規ユーザーを表す言葉でもあります。

サイトの知名度を上げるためにもより多くのユーザーの目に触れる必要があります。そのユーザーへのアプローチについてご紹介しましょう。

 

SEO対策に力を入れる

新規セッション数を上げるには、まずSEO対策に力を入れることが大切です。SEO対策は、タイトル付けやワード数など、検索エンジンの順位を上げることを行います。

ユーザーは、GoogleやYahoo!などといった検索エンジンを使って、欲しい情報を検索することがほとんどです。SEO対策を徹底することで、ユーザーの目に触れやすくなるため、サイトをクリックしてもらうためにとても必要なポイントです。

 

内部リンクを貼る

新規セッションを上げるには、新規ユーザーにクリックしてもらうだけで終わりではありません。セッションは、ユーザーがサイトに入って、サイトを出るまでの一連の流れを表しているため、ページを見て終わりとなってしまうと直帰率に繋がります。

新規ユーザーに他のページへと飛んでもらうよう、関連の内部リンクを貼ることも大切なポイントです。内部リンクから他のページへの閲覧を促すことで、さまざまな情報をユーザーに提供することができます。

 

スマホやタブレットからも閲覧可能に

サイトを作るにあたって、さまざまな端末から閲覧をできるようにすることも大切です。パソコン使用につくるだけでなく、スマホやタブレットなど小さな端末で、どのように表示させるのかも確認することがポイントとなります。

文字数や段落分けなどもスマホなどに対応することで、どんな端末でも見やすく表示されます。

 

新規ユーザーからリピーターに繋げるためには?

サイトを運営していくためには、リピーターに繋げることが重要なポイントとなります。リピーターへつなげるためのポイントも併せて確認しましょう。

 

サイト内の整理整頓

新規のユーザーがサイトにたどり着くということは、有益な情報を得るために訪れるという方もいらっしゃいます。

有益な情報を得るためには、どんな情報を得ることができるかを明確にすること、そしてその情報をどこから見ることができるかなど、サイト内を整理整頓しておく必要があります

どこにどんな情報があるのかが分かりづらかったり、情報がまとめられていなかったりすると、分かりづらいサイトと認識されてしまう可能性があるため、リピーターに繋がりづらくなります。出来るだけシンプルに、そして見やすく整理整頓することが大切です。

 

ページスピードを上げる

ページスピードを上げるのも大切なポイントです。ページを開くまでに時間がかかってしまうと、途中で開くのをやめてしまうユーザーもいます

場合によっては、新規ユーザーさえも獲得することが出来なくなるため、必ずページが表示されるためのスピードを上げておくことをおすすめします。ユーザーにストレスを感じさせないのがポイントです。

 

メルマガを運用する

リピーターを増やすには、メルマガの運用もおすすめです。有益な情報が得られるサイトでありながらも、ユーザーから忘れられてしまうこともあります。

ユーザーへメルマガを配信して、新しいトピックやコンテンツが配信されたことを知らせるのもリピーターを増やすためのコツになります。

 

まとめ

新規セッション率は、どれだけの新規ユーザーが訪れているかを示す数字であると共にリピーターがどれだけいるのかも、確認することができる割合です。

新規セッション率が高いということは、リピーターが少ないことの表れでもありますので、リピーターを増やすための改善点をチェックして、持続可能なサイト作りを心がけましょう。


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