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コンテンツSEOと相性が良い!Googleアルゴリズム変動「ハミングバード」について

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音声検索に対応したハミングバードとは?

2013年9月、Googleでは新しいアルゴリズム変動が導入されました。
アルゴリズムとは検索エンジンがどのホームページを上位表示するかを決めるルールのこと。
つまり検索エンジンで上位に表示されるルールが変わったのです。
今回のアルゴリズム変動は「ハミングバード」と呼ばれるもので、
これまでのキーワードの羅列だけでなく、
「新宿で美味しいパスタのお店教えて」といった話し言葉にも対応できるようになりました。

ハミングバードが導入された背景

アルゴリズム変動「ハミングバード」はGoogle、Appleなどが勧めているウェアラブル端末に対応するためと言われています。
Google GlassやApple Watchにはキーワードやタッチパネルがありません。そのため検索は音声で行います。
Google検索エンジンを進化される上で音声検索の正確性を高めることが不可欠でした。

今や20%以上と言われる音声検索

ウェアラブル端末でなくても、Seriなどで音声検索を使っている方は少なくないと思います。
GoogleのCEOであるサンダー・ピチャイ氏が、モバイルアプリによる検索の実に20%以上が音声検索であると発表しました。
つまり5人に1人が音声検索を利用しているのです。
また、米Googleが米国における音声検索の利用動向調査を行った際、
「10代の若者の50%以上がGoogle音声検索を毎日使う」と回答しているそうです。
今後、日本でも音声検索の利用頻度がさらに高まることが予想されます。

音声検索の場合、「新宿 パスタ」といったキーワードを並べるような形ではなく、
誰かに質問をするように「新宿でパスタのお店探しているんだけど」と話し言葉で検索するのではないでしょうか。
そのため音声検索では単に検索キーワードで判断するだけでなく、
文脈から検索する人のニーズを把握し、場所や目的に合った検索結果を表示する必要があります。
今回のアルゴリズム変動「ハミングバード」を通してGoogleクローラーは人工知能をさらに進化させ、
人が話す言葉から文脈を理解できるようになったのです!
ドラえもんや鉄腕アトムが登場する未来もそう遠くない(?)かもしれません。

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ハミングバードでさらに活用が見込めるコンテンツSEO

ハミングバードによりGoogleクローラーが文脈を理解し、コンテンツの良し悪しを判断してくれるようになった現在、
有益な情報を発信していくことでSEO効果を高めるコンテンツSEOは、さらに有効になることが見込まれます。
コンテンツの多くは読み手に語りかけるような文章のため、音声検索にヒットしやすく、
検索者のニーズに直接響きやすいと言えます。

ハミングバードは長期的なGoogleの方針に沿ったアルゴリズム変動

お客様と話している中で「またアルゴリズム変動があるんじゃないの?」といった声をよく聞きます。
Googleのアルゴリズム変動の大方針は次の2つです。

●悪質な業者を排除すること
●将来にわたって有益な検索エンジンを目指す

悪質な業者の排除は他の記事でもたびたび書いてきたことですが、
外部リンクをいたずらに貼ったり、無価値のページを乱立したりといった
ユーザー側からすると迷惑極まりない業者のSEO対策を一掃する狙いがあります。
そして、ユーザーが効率的に欲しい情報にたどり着ける、有益な検索エンジンを目指しています。
こうして見るとハミングバードが一過性のアルゴリズム変動ではなく、
Googleの大方針に則ったアルゴリズム変動であることが分かります。
コンテンツSEOはGoogleが長期的に目指している方針に一致するのです!

コンテンツSEOを使ったSEO対策は寿命が長い

この記事を通じて皆さんにお伝えしたいことは次の2点です。

◎音声検索が全体の5分の1を超えている
◎ハミングバードによりクローラーが人工知能を高め、
文脈を理解して有益なコンテンツに正当な評価を与えてくれるようになった

これらを考えると改めてコンテンツSEOがGoogleの方針に一致したSEO対策であることが分かります。
学術論文のような立派な文章を書く必要はありません。
読み手に話しかけるような気楽な気持ちでブログやコンテンツを充実させることをおすすめします。


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