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【SEOコラム第五回】楽しくないSEOはしなくていい。

Googleのスパムチームの責任者マットカッツ氏のSEOに関する講演で「とにかく楽しくないことはしないでください」と言っていた。
Googleはここ数年でどんどん「楽しくないSEO」を排除していく方向に、思いっきり舵を切っている。

楽しくないSEOは、SEOのためだけの情報発信にあり、そのような情報は質が低い

楽しくないSEOをこれ以上許してしまったら、Googleの検索結果に「楽しくない情報」があふれかえってしまうという危惧が、Googleの本心だと思う。
Googleだって、視聴率を取って広告で稼いでいるメディアなのだから、楽しい記事を検索結果に出すようにしないと「楽しくない検索エンジン」として、ユーザーが一気に離れてしまう危険性がある。
これからのSEOはコンテンツ重視、どれだけ「楽しく、役に立ち、正確で、親切な情報か」という事が検索結果の上位表示につながっていく。

SEO対策は、ウェブサイトを使ってビジネスをしているあらゆる企業、事業者にとって常に関心の的だろう。
検索結果の上位表示こそウェブサイトの収益を決定的に左右する重要な要素だからである。
リスティング広告に多額の広告費をかけて露出度を高めていったとしても、やはりSEO上位表示に比べれば、そこまで費用対効果は高く無い。
だからこそSEOでの上位表示にみんな躍起になってアルゴリズム解析などをして、アルゴリズム変動のすきをついて上位表示を狙っていったりするのだ。

アルゴリズムを解析していくSEO対策は宗教みたいなもの

しかし、アルゴリズムを解析していくSEO対策というのはある意味宗教みたいなもので「何を信じるか」という世界だ。
変則的なアルゴリズム変動は、Google自身も恐らく予測することが出来ないからだ。seo_que
 

しかし考えてみれば「何を信じるか」ということはあくまでもGoogleの検索エンジンを欺くための手法に関しては公式に正解が発表されてないからということで、現在そのようなブラックハットSEOが通用しなくなっている状況の中では、極めて単純にGoogleが公式に発表しているガイドラインを分析すれば、ほとんど「正解」は導きだせると考えていい。
ペンギンアップデート、パンダアップデートに続いて、ハミングバードという相次ぐ大きなアルゴリズム変更でページランクの重要性が低くなってきている中で、SEO対策=外部リンクと思われていた時代は確実に終わった。

これからの時代、Googleのアルゴリズムを解析することは意味を失っていく

Googleアルゴリズムの解析にはほとんど意味がないと言っていいだろう。
Googleは2011年だけで約500回以上もアルゴリズム変更を行っているから、そのアルゴリズムに対していちいち解析を加えたり一喜一憂したりすると、それだけで他のことに何も手がつかなくなってしまう。
そもそもGoogleアルゴリズムの変動はなぜこんなに頻繁に行われているのかを考え、Googleが何を目指した基準変更なのかを追求することで正しい答えが見えてくる。

もはやクローラは検索エンジンのただの「ロボット」ではない。

ここからは少し話が抽象的に戻ってきてしまうが、これからも近未来のことに想像を巡らしてSEO考えてみよう。
現在Googleはロボット開発や自動運転車の開発に力を入れている。
これはGoogleに限らずアップルやアマゾンなど、現在のシリコンバレーのグローバル企業の市場の関心事はロボット開発などにある。
そのキーワードは「人工知能」だ。

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人工知能が人間を超える時代は遠くない

今の最先端のコンピュータ技術では、10年後に人間の脳を超える処理能力を持ったコンピューターができると言われている。
スタンリーキューブリックの映画「2001年宇宙の旅」に登場する人工知能「HAL」のようなロボットが近いうちに登場するかもしれない。

10年後のGoogle検索エンジンはどのように進化しているか想像すると、「面白い情報」を判断できるようになるのではないかと思う。
現在のアルゴリズムでいうページランク、被リンクなどの概念は10年後はほとんど意味がなくなっているのではないか。
そうだとしたら、もう検索エンジンに上位表示するためには、読者にいかに有益な情報を発信するかということだけを考えてもいい時代に差し掛かっていると思う。

「面白くない」SEO対策はそろそろ終わりにした方がいいと考えるのが一番合理的だと思う。


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