【SEOコラム第一回目】極端な話、もはやSEO対策は不要!?

ウェブサイト運営においてSEO対策が必須と言われる現在、あらゆる企業のWeb担当者、広報担当者、営業マンが
「どうしたら自然検索の上位表示できるか」という課題に頭を悩ませています。
いまや避けることのできない、SEOという課題を紐解くため、これから数回にわたってSEOの最新の状況を書いていきたいと思います。

第一回【SEOの定義】

Googleのクローラの精度が上がるにつれ、検索アルゴリズムのバグを突いて上位表示させるような「裏技」が通用しなくなり、集客目的のために短期間でいち早く上位表示させる事が、もはやお金を払ってでもできなくなってきています。

簡単な話、Googleはお金を受け取って上位表示を請け負っているような、SEO業者がとにかく嫌いなのです。
Google自体がリスティング広告の収益を事業の中心に置いている会社なので、リスティング広告では無い別の手段でGoogleから意図的にアクセスを伸ばすような、いわば「裏技」がまかり通ってしまうことは、Googleにとって大きな損失だからです。

SEO対策業者はGoogleと利益相反しているのです。
ただし、なにもGoogle自身がSEO対策をするなと言っているわけではありません。
Googleだって、正しいやり方のSEO対策を推奨しています。

SEOには定義が2つある

SEOとは、Search Engine Optimizationの略です。
日本語訳すると、検索エンジン最適化となります。
これは本来どういった意味合いがあるかと言うと、検索エンジンに対して親切なサイト作りをして、キーワードをしっかりと拾ってもらったり、サイトの信頼性を高めていくと言うことになります。

検索結果を決めるロボット【クローラ】

検索エンジンの開発元も、さすがに世界中に膨大な数存在するウェブサイトを、いちいち人間の目でチェックするという事は不可能です。
そこでクローラと呼ばれる検索エンジンのロボットをインターネット上に巡回させて、そのロボットが上位表示をするか自動的に判断しています。

Googleの検索ロボットにとって、認識しやすいサイト構造になっていることがSEO対策では大切です。

現在もっとも、重要になっているのが、コンテンツの量と質

とにかくGoogleが長期的に目指しているのは、ユーザーにとって有益で、良いサイトをあげることに尽きるからです。
単純な話、Googleが推奨している形のいわゆる「ホワイトハットSEO」とは、つまるところこの2つに尽きます。

それに対して、SEO対策のもう一つの手法は、検索エンジンのバグを突いたSEO対策です。
検索エンジンの上位表示は、人間ではなく、あくまでもクローラが行っているものなので、クローラの動き方(アルゴリズム)さえ分かってしまえば、人為的に上位表示ができると言う価値観に基づいたSEO対策です。

それをSEO業界では、ブラックハットSEOと呼んだりもしています。
SEO業者の中には、そのようなブラックハットSEOを手法にしているところがいまだに非常に多く見受けられます。

ブラックハットSEOは、現在では線香花火のようなもの

検索エンジンのバグをつく形になるので、一瞬にして上位表示されることがまだありますが、数日経ったら見事に検索エンジンから除外されてしまって、どこを探しても自分のサイトが出てこなくなるということにもなりかねません。

そのようなSEO対策業者に引っかからないために必要な、SEOの正しい知識を身につけることが非常に重要です。

次回から数回にわたり、ブラックハットSEOの詳細な手法と、ホワイトハットSEOの正しいやり方を書いていきたいと思います。

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