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デキる社会人の話し言葉【NG表現編】

話し言葉NG表現のイメージ

「その言い方じゃあなたが損する」そんな話し言葉を紹介!

あなたはどんな時に「この人感じ悪いな」と思いますか?
もちろん立ち振舞いもありますが、話している「言葉」でネガティブな印象を抱くことは少なくないと思います。
相手に気持ちよく意図した行動を起こしてもらうためには「どう伝えるか」が大変重要です。その上で真意もしっかり伝えられることが理想だと思います。
今回は悪い例を通して、望まし言い換え、振る舞いを考えてみたいと思います。

○ネガティブな印象を持たれる表現

「そんなこと言ってないよ」

言った、言わないの話は水掛け論になる恐れがあります。
「すみません、伝え方が悪かったのだと思いますが…」と言って、発言の真意を伝えるのがスマートです。

「そんなこと言ったら笑われるって」

「解釈の違いでしょ」

「常識だろ」

相手のプライドをいたずらに傷つけるだけでなく、一歩間違うと自分の無能さを露わにしてしまう恐れがあります。
「そういう考えもありますね」といったん受け入れた上で、自分の考えを伝えましょう。

「まあ黙って聞いて」

相手が黙っていられない伝え方に問題があります。
また、話し合い自体が感情的になっている恐れがありますので、まずは落ち着くことが大切だと思います。

「だから言ったのに」

たとえ言ったとしても相手を納得させられなかったわけですから、相手を責めるのはお門違いです。
終わったことを持ち出しても何も始まりませんし、粛々と今起きている問題に対処するのが賢明だと思います。

「○○してやったろ」

恩着せがましいという印象を与えがちです。
言わないほうが人間として評価を高めます。

「ここだけの話にしてほしいんだけど」

秘密を強要されるのは迷惑な話です。

「独断と偏見ですが」

「聞き流してもらっていいんだけど」

「自慢するわけじゃないけどさ」

「これからつまらない話が始まる」と宣言しているようなものです。
友人間で冗談交じりに言うのはいいと思いますが、ビジネスの現場では使わないほうが無難です。

「悪い話じゃないと思いますが」

「おもしろい話がありまして」

こんな言い方をしなくても、話の流れで有益で面白い話だと感じさせるのがプロです。

「ケンカ売るわけじゃないですが」

喧嘩を売っています。
同じことを言うにしても「お言葉を返すようですが~」「私はこの件に関しては~」のほうが冷静に話し合いができるはずです。

「本当はこんなこと言いたくないんですが」

言いづらいことを言うのに、楽をしすぎです。
「気を悪くされるかもしれませんが」のほうが相手への配慮を感じます。

○相手を追い詰める表現

「ほかにすることがあるだろう」

そう思ってない結果が現在の行動なのですから、責めても仕方ありません。
気づきを促す声掛けが重要です。

「恥ずかしいと思わないの」

「はい」と言っても、「いいえ」と言っても怒られる問い掛けはパワハラです。

「みんなそう言ってるよ」

「話にならないよ」

「それは理想論だよ」

コミュニケーションを遮断する発言です。
自分の言葉で納得させることが第一です。

○稚拙な印象を与える表現

「そこを何とか」

「そう言われましても」

「と申しますと」

言葉足らずです。しっかり最後まで言い切りましょう。

「どっちでもいいです」

意見を聞いているのに、これでは意味がありません。

「何ですか?」

「その言い方は何ですか?」と聞き返されてしまいます。
シチュエーションによりますが、「どうされましたか」「どういったご用件でしょうか」と尋ねましょう。

「言い訳するわけではないんですが」

言い訳であることが明らかです。

「結構ですか」

「結構」という言葉は曖昧で、誤解を招く恐れがあります。

・使うと一気に稚拙になる語句

こっち

ちょっと

さっき

もしもし

一応

やっぱり

~とか

けど

だって、どうせ

○敬語の間違い

「とんでもありません」

→とんでもございません

「お先します」

→お先失礼します

「おわかりになりましたか」

→ご理解いただけましたでしょうか

「すいません。○○さん呼んでもらえますか」

→恐れ入ります、○○さんご在席でしょうか

「ご拝聴有難うございました」

→ご清聴有難うございました

「厚くお詫びいたします」

→深くお詫びいたします

「お世話様です」

→お世話になっております

「知ってますか?」

→ご存じでしょうか?

「了解です」

→承知しました、かしこまりました

相手との関係性により言葉を選ぶ

今回はビジネスの場でのNG表現を紹介しました。
敬語の言い換え例は相手が目上の方であることを前提に書いています。敬語は相手との関係性により変化しますので、状況に応じて使い分けることが大切です。
話し言葉はすぐにできるイメージUP法です。参考にしていただけますと幸いです。


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