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トリプルメディアとは?次世代メディアについても解説!

トリプルメディア

 

トリプルメディア(Triple Media)とは

 

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トリプルメディア(Triple Media)という言葉をご存知ですか?このトリプルメディアとは、宣伝媒体として挙げられる3つのメディアを総称した言い方です。

そんなトリプルメディアとは、いったいどのような特徴があり、どんな効果をもたらすものなのでしょうか。3つのメディアそれぞれの特徴と合わせて解説します。

 

トリプルメディアの基本

「トリプルメディア(Triple Media)」とは、広告業界で使われる言葉の一つで、3つのメディア戦略を指す言葉として使われています。

  • オウンドメディア(Owned Media)
  • ペイドメディア(Paid Media)
  • アーンドメディア(Earned Media)

という3つのメディアで構成されており、それぞれ独自とスタイルで独立したメディアとなっています。

3つそれぞれには、発信(ユーザーへの知識提供)・集客(非認知ユーザーへの拡散)・コミュニケーション(ユーザーからの評価を得る)という役割と特徴があります。

 

トリプルメディアが広がったのは、2006年頃にFacebookやTwitterなどというようなソーシャル・ネットワーキング・サービス(social networking service)通称:SNSが広まったことが大きな要因と言われています。

広まり始めた当初は、ペイドメディアの「P」・オウンドメディア「O」・アーンドメディア「E」、そしてメディアの「M」とそれぞれのメディアの頭文字をとって「POEM」と呼ばれていました。

日本では少し遅れて2010年頃から知れ渡るようになり、そこで3つのメディアを総称した言葉としてトリプルメディアと名づけられ、広告業界用語として使われています。

それぞれが違った広告媒体として独立しているため、幅広い活用方法のあるメディアとなっています。

 

 

トリプルメディアのそれぞれの特徴

トリプルメディアの基本を確認したところで、続いてはそのトリプルメディアと称される3つのメディアの特徴をご紹介しましょう。

それぞれとメリットとデメリットも合わせて解説しますので、それぞれチェックしてみて下さい。

 

オウンドメディア(Owned Media)について

「オウンドメディア(Owned Media)」とは、自社でブログやWEBメディアなどのオリジナルコンテンツを作り、所有するメディアのことを指しています。

自社で所有するということは、企業ごとに自由に情報を発信することができるため、自社でコントロールをすることができるメディアとなっています。

オリジナルコンテンツということもあり、企業ごとに特化した内容を発信することができます

また、一つのメディアに特化した内容を発信することができるため、興味を持ったユーザーが訪問しやすいのもオウンドメディアの特徴です。

 

オウンドメディアのメリット・デメリット

オウンドメディアのメリットは、自社独自の質の高いコンテンツ発信に力を入れることができることやニッチなユーザーにアプローチすることができるなど、興味を持つユーザーにしっかりと発信するできることです。

また、自社で管理するという点からコストを削減することにも繋がります。

一方でデメリットとなる点としては、長期的にユーザーと関係性を築く必要があるということです。

SEO対策した記事を執筆するなど、自社がしっかりとアプローチしなくては伝わらないためユーザーに対して長期的なアプローチが必要になります。

 

ペイドメディア(Paid Media)について

「ペイドメディア(Paid Media)」とは、その名の通りコストをかけて拡散させるメディアのことです。広告会社などを利用し、自社ではアプローチできないユーザーへと行き届くようにすることを指しています。

ペイドメディアの対象は、オウンドメディアやアーンドメディアでは、引っかからない層となっており、SNSなどの情報サイトをあまり利用することのないユーザーに対して、アプローチすることができます

また、キャンペーンなどを打ち出す時などにも使える方法であり、テレビCMやweb広告など、誰もが開けば手に入るところに広告を貼ることができます。

 

ペイドメディアのメリット・デメリット

ペイドメディアのメリットは、大々的な広告力です。一気に人の目を向けることができるため、興味があるなし関係なく、まずは人の目に止まるというアプローチを行うことができます。

また、オウンドメディアのような長期的なアプローチ方法ではなく、短期的にユーザーの目を向けさせるため、話題作りも行うことができます。

逆にデメリットは、メディア名の通りお金を払うメディアであることから、膨大なお金が必要になります。広告としては、メインを飾ることになるため、長期的に行うのには向いていないメディアです。

 

アーンドメディア(Earned Media)について

最後の一つ「アーンドメディア(Earned Media)」は、先の2つとは異なり、SNSを活用したアプローチ方法となるメディアです。

3つの中では、比較的最新の拡散方法となっており、口コミなどで自然と広がっていくようにする方法となっています。ユーザー同士で、広まって行ってくれるため、瞬時に広まることも期待できるメディアです。

また、自社とユーザーが口コミなどを通してコミュニケーションを取りながら、広めることができるため、共感型メディアとも言えます。

 

アーンドメディアのメリット・デメリット

アーンドメディアのメリットは、なんといっても広まるスピードの速さが売りとなります。ユーザー同士で知らぬ間にどんどん広まってくれるため、止まることを知らずに広めることができます。

しかし、その反面で広まり方や広まる内容についてのコントロールができないこともあり、悪評が付いた場合に収集ができないこともあるので、少しギャンブルに近い方法となっています。

商品に自信があり、たくさんの方に知ってもらいたい時におすすめな拡散方法です。

 

トリプルメディアの連携効果

それぞれに特徴のあるトリプルメディアは、3つの方法があるというだけでなく、全てを組み合わせ使うことができるという最大のメリットがあります。

基本は、オウンドメディアのように少しずつ拡散し、話題性を持たせる時にはペイドメディア、また定期的なアーンドメディアを利用するなど、全て活用できるのもトリプルメディアの特徴と言えます。

 

次世代メディア「PESO」とは

トリプルメディアには、次世代メディアと言われる「PESO」というメディアが存在します。このPESOは、トリプルメディアの3つに「シェアドメディア(Shared Media)」と言われるメディアを追加した形です。

このシェアドメディアは、口コミを意味しており、アーンドメディアの要素を独立化させたものです。アーンドメディアは、コミュニケーションをメインにしたものであり、口コミの要素も兼ね揃えていましたが、アーンドメディアをPRと位置づけすることで、シェアドメディアを独立化させることにも繋がります。

この4つ目のシェアドメディアは、InstagramやFacebookなどのSNSやYouTubeなどの動画共有メディアを特化しているため、次世代のトリプルメディアとして大変注目されるメディアとなっています。

 

まとめ

トリプルメディアは、それぞれが独立したメディアです。その3つのメディアを連携させて使用することで、発信・集客・コミュニケーションそれぞれの特徴を活かしたメディアとなります。

また、次世代メディアとも言われる「PESO」は、トリプルメディア以上の効果をもたらすメディアとも言われていますので、これからの活用が期待されます。

トリプルメディアは、それぞれの役割や特徴を活かし、発信力を高めてみてはいかがでしょうか。


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