モバイルフレンドリーとは?テスト方法と対策方法を解説
モバイルフレンドリーのテスト方法と対策方法について
この記事を読むための時間:5分
近年、Googleはスマートフォンの普及を受けて、ウェブサイトの検索順位を決める要素のひとつにモバイルフレンドリーを追加しました。
しかし「モバイルフレンドリーってそもそもどういう意味?」「どうすればモバイルフレンドリーになるの?」と疑問を持つ人もいるでしょう。
そこで今回はモバイルフレンドリーに関して、概要や対応しているかのチェック方法、対策方法を紹介します。
目次
モバイルフレンドリーとは
モバイルフレンドリーとは、ウェブサイトをモバイル端末(スマホ)で閲覧した際にユーザーが快適に閲覧できる条件を満たしたページが表示されることです。
この条件には、大きく分けて「使いやすい」「見やすい」「表示スピードが早い」の3つがあります。
モバイルフレンドリーとMFIとの違い
モバイルフレンドリーとよく一緒に聞かれる「MFI」というワード。MFI(モバイルファーストインデックス、英:Mobile First Index)とは、ウェブサイトの評価の主軸が、今まではPCサイトかだったのが、モバイルサイトに変わることを意味します。
つまり、モバイルフレンドリーとはスマホから閲覧しやすいこと、MFIとはサイトの評価の主軸がスマホになることを意味するので、似たような言葉ですが意味は異なります。
ただし、意味は違っていても、どちらも今後のウェブの舞台がスマホ中心になることに関係しています。今後、Googleの検索結果がMFIへ移行していくため、モバイルフレンドリー化を進めることは必須なのです。
モバイルフレンドリー実装の背景
モバイルフレンドリー実装の背景には、昨今のモバイル端末の進化と普及が挙げられます。ここ数年でGoogleの検索において、モバイルからの検索がPCからの検索を上回ったため、Googleがユーザーファーストの理念から「モバイルサイトを上位に表示させた方が使いやすい」という考えに至り、モバイルフレンドリーの実装に踏み切ったのです。
日本でも、インターネット利用機器の割合が、2017年以降はPCよりスマホが上回ったことが総務省の調べにより明らかになりました。このように、いまやネット利用者はPCよりもスマホユーザーの方が多いので、モバイルフレンドリーの実装は必然だったと言えるでしょう。
モバイルフレンドリーの影響
モバイルフレンドリーの実装によって、変化したことは「検索順位」です。
モバイルフレンドリーのアップデートにより、検索結果でモバイルフレンドリーなページが上位に表示されるようになりました。逆を言えば、モバイルフレンドリーでないサイトは、例え今まで検索順位が上位であっても、大きく下落する可能性が高くなったのです。
モバイルフレンドリーの確認方法
検索結果を大きく左右するモバイルフレンドリー。自身のサイトがモバイルフレンドリーでなければ、すぐに対策を打つ必要があります。
まずは自身のサイトがモバイルフレンドリーであるかどうかを確認しましょう。そのための4つの方法をご紹介します。
1.モバイルフレンドリーテストの利用
モバイルフレンドリーテストは、Googleが無料で提供しているツールです。
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以上をチェックすることができます。
2.GoogleSearchConsole(グーグルサーチコンソール)の利用
GoogleSearchConsoleはサイトの検索順位や、検索順位を下げてしまう問題が発生していないかを検証するツールです。
このGoogleSearchConsoleのモバイルユーザビリティレポートを確認すればモバイルフレンドリーであるかどうかを確認することができます。
3.PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)の利用
PageSpeed Insightsは、サイトの表示時間をスコア形式で測ることができるツールです。
SEOではページの表示スピードも検索順位を決める要素のひとつとして重視されます。そのため、PageSpeed Insightsを使ってスピード調査をし、パフォーマンスの改善を図ることは、サイトを上位表示させるために重要です。
4.Mobile Website Speed Testing Tool(モバイルウェブサイトスピードテスティングツール)の利用
Mobile Website Speed Testing Toolは、Googleの公式ツールで「モバイルフレンドリー度」「サイトのモバイルでの表示速度」「サイトのPCでの表示速度」を計測することができます。
前述の通り、ページの表示スピードはSEOにおいて重要な意味を持つので、ぜひチェックしておきましょう。
スマートフォン実機で確認することも重要
ツールを使って確認することも大切ですが、パソコンからの調査ばかりでは実際のユーザーの間隔を掴むことはできません。
モバイルフレンドリー化を目指すのであれば、自身で実際にスマートフォンではサイトがどのように表示されるかを確認しましょう。
モバイルフレンドリー対策方法
レスポンシブwebデザインにする
レスポンシブwebデザインとは、同一のHTMLで画面のサイズに合わせて表示が切り替わるデザインのことで、Googleが推奨する方法です。わざわざモバイル専用のページを用意しなくても良いので、更新が楽になるメリットがあります。
ただし、PCと同じHTMLや同サイズの画像を用いるので、ページの読み込みに時間がかかるデメリットがあります。
ダイナミックサービングにする
ダイナミックサービングは、1つのURLでPC用とスマホ用それぞれのページを用意して、PCからの閲覧はPC用ページ、スマホからはスマホ用のページを表示させる方法です。
PC用とスマホ用のそれぞれのページを作らなければならないので、手間はかかります。しかし、情報量が多いサイトはスマホ専用のページや画像を用意することで、読み込み時間の短縮につなげることができます。
セパレートタイプにする
セパレートタイプとは、PC用とスマホ用とでそれぞれURLを用意する方法です。PC用とスマホ用のサイトが完全に分かれているので、更新は両方のURLで行わなければならないデメリットがあります。
しかし、サイト内容を修正・変更する際、他のデバイスへの影響を心配せずに済むメリットもあると言えます。
SNSでさらにSEO効果・集客効果アップ
モバイルフレンドリー化するのであれば、そのついでにSNSの運用を検討することをおすすめします。なぜなら、モバイルフレンドリー化の背景にあるスマホの普及によって、SNSの利用者も爆発的に増加したので、SNSでさらにSEO効果や集客効果が見込めるからです。
まとめ
MFI導入によって、モバイルフレンドリー化はもはや全てのサイトで必然となりました。
今後、モバイルフレンドリー化されていないサイトは、検索順位が下落するのみでしょう。MFIの導入は2021年の3月です。それまでにサイトのモバイルフレンドリー化を進めましょう。
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