www(ワールド・ワイド・ウェブ / World Wide Web)とは?
wwwとは?仕組みについて解説します
この記事を読むための時間:5分
インターネットを使っていて「https://www.◯◯◯.co.jp」といったURLを見かけることがあります。では、URLの中にある「www」とは一体何なのでしょうか?
この記事では「www」の意味について解説していきます。
目次
wwwとは
www(英:World Wide Web)は、WEBやW3(ダブリュースリー)とも呼ばれます。
インターネット上で提供されているハイパーテキストシステムのことで、wwwがあることによって、インターネットに公開されているWEBページ同士をリンクさせて表示させることができるようになりました。
ハイパーテキストとハイパーリンク
ハイパーテキストとは、WEBページの中に、別のWEBページのURLを埋め込むことで、インターネット上に広がっているWEBページ同士を相互に閲覧できるようにするシステムのことです。
WEBページにURLの情報を埋め込むことをハイパーリンク、もしくは単にリンクと呼びます。インターネットを利用するユーザーは、WEBページの中でハイパーリンクが貼り付けられた箇所をクリックすることで、リンク先にある別のWEBページの情報を閲覧することができます。
ハイパーテキストによる情報のつながりは、世界中に張り巡らされています。こうしたたくさんの文書のつながりが蜘蛛の巣を連想させることから、World Wide(世界に広がる) Web(蜘蛛の巣)と名付けられました。
wwwが開発されるまで
wwwは、イギリスの計算機科学者であるティム・バーナーズ=リーによって考案・開発されました。
ティムは、スイスにある欧州原子核機構でソフトウェア技術のコンサルタントとして勤務していました。その研究所には何千人もの研究者が在籍していて、研究者たちにどうやって効率よく情報を行き渡らせるか、ということが課題となっていました。その問題の解決の糸口を探る中でwwwは発明されたのです。
- 1980年、ティムはランダムに他の文書と連結できる仕組みを持つENQUIREを開発しました。公表には至りませんでしたが、wwwの基礎となるものでした。
- 1990年11月、World Wide Webについて具体的に記載した提案書である「WorldWideWeb: Proposal for a HyperText Project」を提出しました。
- 1990年12月、wwwが構築されました。
- 1991年8月6日、wwwがインターネット上で公開されました。
現在では当たり前のようにwwwのシステムを利用していますが、開発された当初は大変画期的なものでした。
WEBの技術によって、たくさんの人が世界中の人と多種多様な情報を交換できるようになったのです。
インターネットとwwwの違い
WEBのことをインターネットと呼ぶ人もいますが、全く別のものです。以下で解説します。
インターネットの特徴
インターネットは、情報を伝達するためのコンピューター同士の「つながり」のことです。電話で例えると、電話と電話をつなぐ電話回線こそが、コンピューターにとってのインターネットにあたります。
インターネットの中は、Eメール・クレジットカード決済・Skypeでの通話・オンラインゲームなど、たくさんの情報伝達手段があります。こうした情報伝達手段の中のひとつとしてWEBがあります。
www(WEB)の特徴
WEBは、インターネット上に公開されているWEBページ同士をリンクさせるシステムです。このWEBページには文書だけでなく画像も含まれます。
WEBページ同士をリンクし、他の人も相互に閲覧することができるようにするシステムこそがwww(WEB)にあたります。
WEBページを閲覧するまでの流れ
wwwによってWEBページを閲覧する場合の流れを解説します。
WEBサーバーとWEBクライアント
ユーザーがWEBページを閲覧するためにハイパーリンクをクリックすると、相手方のWEBサーバーに対して「情報を見せてほしい」というリクエストが送られます。
そのメッセージを受けて、WEBサーバーがhttpという伝達手段を使ってWEBページの情報をユーザーに返してくれます。それにより、ユーザーはWEBページの情報を閲覧することができるのです。
WEBサーバーとは、www(WEB)の中で情報を公開しているソフトウェアやコンピューターのことです。WEBサーバーの中には、HTMLによって書かれた文書や画像などのWEBページが蓄積されています。
また、WEBサーバーからWEBページの情報を受け取る側のパソコンのことはWEBクライアントと言います。つまり、今回の場合は情報を閲覧したいユーザー側のパソコンがWEBクライアントにあたります。
httpとは
WEBサーバーとWEBクライアントの間で、情報のやりとりをするためのプロトコルのことです。URLの中で見かけたことがあるという方も多いかもしれません。
プロトコルについては、このあとで詳しく解説していきます。
WEBブラウザの役割
WEBサーバーの中にある情報は、HTMLで記述されたソースコードのままの状態です。そのため、このままでは解読ができず、人間が認知しやすいように変換する必要があります。
その変換の役割を担ってくれるのがGoogle ChromeやInternet ExplorerといったWEBブラウザです。
URLの仕組み
WEBページにアクセスするためには、ハイパーリンクをクリックするだけでなく、WEBブラウザにURLを入力して表示する方法があります。
URLとは、インターネット上にあるWEBページの住所のようなものです。
URLの構造
URLの構造について確認していきましょう。
- http:プロトコル名
- www.jetb.co.jp:ホスト名+ドメイン名
- /category/blog:ディレクトリパス名
- index.html:ファイル名
プロトコル名
「http」は先ほども出てきたプロトコルを指しています。プロトコルは、通信手段という意味で、情報をやりとりするために必要となる約束事です。
WEBページを表示するために必要なプロトコルは「http」ですが、メールクライアントを開くための「mailto」や、ファイルを送信するための「ftp」というプロトコルも存在します。
ホスト名・ドメイン名
アクセスするWEBサーバーを指定するときに必要になるのが「www」にあたるホスト名と「jetb.co.jp」にあたるドメイン名です。この二つを合わせて「FQDN」と呼ぶこともあります。
「www」とは、この記事でも解説したWorld Wide Webのことです。慣習的にwwwが用いられることが多いですが、それ以外のホスト名をつけることや、省略することも可能です。
「jetb.co.jp」の部分であるドメイン名は、自分で決めることができます。そのため自分のサイトの名前を入れるなどのオリジナリティが出せます。
ディレクトリパス名
ドメイン名のあとにスラッシュ(/)をつけて表記される「/category/blog」の部分はディレクトリパス名といいます。
これは、サーバーの中でファイルが入っている場所を表しています。このURLで例えると、category(カテゴリー)の中のblog(ブログ)という場所の中にあるファイルを示していることになります。
ファイル名
最後の「index.html」は、アクセスするサーバーの中のファイル名を指しています。しかし、「index.html」はデフォルトドキュメントで、省略しても問題ありません。
まとめ
wwwはインターネットにあるたくさんの情報伝達手段のうちの一つです。
www(WEB)の中でWEBページを閲覧するためには、WEBサーバーとWEBクライアント間で情報のやりとりをし、WEBブラウザの手助けによって閲覧できるようになっています。
またWEBページを閲覧するには、リンクをクリックする以外に、URLを入力する方法もあります。
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