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オールドドメイン(Old Domain / 中古ドメイン)とは?

この記事を読むための時間:5分

オールドドメインという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

上手に活用すれば、新しく作ったWEBサイトも検索エンジンに上位表示されやすくなる等のメリットがあります。

この記事で詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

オールドドメインとは?

オールドドメイン(中古ドメイン、英:Old Domain )とは、過去に別の人が使用していた中古のドメインのことです。

一般的にドメインの有効期限は取得した日から1年間で、その期間が切れて放置されたドメインのことを指しています。

そもそもドメインとは

インターネット上で個別のコンピューターを認識して、接続先を指定するために使われるものです。

インターネット上のどこに情報があるかを示しているため、インターネット上の住所とも呼ばれています。WEBサイトを運用するためにはドメインが必ず必要となります。

ドメインはURLの一部にもなっています。以下の例で確認してみましょう。

http://jetb.co.jp

この中でドメインにあたるのは「jetb.co.jp」の部分です。

中古ドメインに対して、「jetb.co.jp」の部分を自分で作る、これまで誰にも運用されたことがないドメインを新規ドメインといいます。

オールドドメインのメリット

わざわざ他の人が使用していたドメインを取得することにはどんなメリットがあるのでしょうか?

ドメインパワーがある

サイトのドメインのパワー、SEOに有利に働く力があります。

通常、新規ドメインを取得してWEBサイトを作り始めても、すぐに検索エンジンに上位表示されることはありません。

定期的に良質なコンテンツを投稿することで、徐々にドメインが評価されて上位表示されるようになります。このように、きちんと長い期間運営されているドメインにはパワーがあります。

運用歴のあるオールドドメインは、新規ドメインに比べてドメインパワーが大きいです。そのため、検索順位を上げるためにかかるであろう時間を短縮できる可能性があります。

被リンク数が多い

被リンクとは、外部のサイトから自分にサイトに向けて貼られたリンクのことです。バックリンクや外部リンクとも呼ばれています。

検索エンジンでは、WEBページを評価する際に被リンクの質と量を重視しています。そのため、良質な被リンクが多いことによって検索エンジンで上位表示されやすくなります。

過去に運用歴のある中古ドメインは、新規ドメインに比べて被リンク数が多くなっています。自分の運営するサイトの方向性に近い被リンクでないとあまり意味はありませんが、もしマッチしている場合はSEO上の効果が大きいです。

しかし、時間とともに外部サイトのオーナーがリンク切れに気付いてリンクを削除する可能性もあるため、自力でも被リンクを獲得できるようなサイト運営をしていかなくてはなりません。

インデックス速度が速い

検索エンジンは、WEBサイトの情報を収集するクローラーによって、世界中のWEBサイトの内容をチェックして回っています。チェックが完了したら、検索エンジンのデータベースにそのサイトの情報を分類・整理して記録しています。このように、検索エンジンのデータベースにWEBサイトの情報が分類・記録することをインデックスと呼びます。

もしユーザーが何かを検索した場合は、インデックスされたWEBページの中から情報を引き出して表示しています。いくら良質な記事を書いても、インデックスされていないとユーザーに提供されることはありません。そのため、SEO対策においてはインデックスは非常に重要なものです。

中古ドメインの場合は、過去に検索エンジンによってインデックスされているため、検索エンジンにすぐに反映されやすいというメリットがあるのです。

利用したい文字列を使える場合がある

ドメインは住所と同じで、全く同じ文字列のものは利用できず、早い者勝ちです。

そのため、期限切れになったドメインの中に、元々利用したかったドメイン名があるという場合も考えられます。

オールドドメインのデメリット

反対に、デメリットについても確認していきましょう。

低品質な被リンクまで引き継がれる

検索エンジンは被リンクの量だけでなく質も重視しています。

そのため、低品質なリンクや、業者から購入した意味のないリンクが大量に貼られている場合は低品質なサイトだと見なされてしまいます。

悪い運用履歴を引き継いでしまう

中古ドメインで、過去にアダルトサイトや違法サイトなどを運用していた場合、そのサイトに対しての悪い評価も受け継いでしまいます。また、コピーコンテンツのような低品質なコンテンツを公開していた場合も検索エンジンからの評価は下がっています。

そういった運用履歴のあるドメインでどんなに良質なコンテンツを生み出しても、なかなか検索エンジンからは評価されない可能性があります。

ペナルティを引き継いでしまう

低品質なコンテンツを公開していたり、意味のない被リンクが多い場合は、ペナルティを受けている可能性があります。Googleからペナルティを受けたサイトは、検索順位が一気に下がったり、インデックスが削除されて検索結果に表示されにくい状態になります。

そんなペナルティの対象となった中古ドメインを購入すると、評価が低いままでWEBサイトを運用することになってしまいます。

好きなドメイン名を設定できない

中古ドメインは過去に運用されていたドメイン名をそのまま利用することになります。そのため、自分のサイトや名前などに関連したオリジナリティのあるドメイン名がなければ利用できません。

ドメイン名はURLの一部にもなるため、サイトのブランディングを進める場合には大きなデメリットになるでしょう。

オールドドメインの見分け方

中古ドメインにはメリットもありますが、様々なリスクも潜んでいることがわかりました。

ここでは、悪質な中古ドメインを購入することにならないように、自分でできる調査方法について解説していきます。

ペナルティの有無を確認する

検索エンジンで「site:◯◯◯」とドメイン名を検索すると、ペナルティの警告が表示される場合があります。

ペナルティの対象となっている場合は利用を控えたほうがいいでしょう。

過去の運営サイトを確認する

以下のサービスを使って、中古ドメインが使われていた過去のサイトがどのような内容のものだったのか確認してみましょう。

ウェイヴバックマシン

もしも違法なサイトや低品質なコンテンツが並ぶサイトであれば注意が必要です。

ブラックリストの掲載有無を確認する

中古ドメインによっては、過去に悪質なサイトを運用していたことが原因で、要注意サイトとしてブラックリストに掲載されている場合があります。

こうしたドメインでのサイト運用は難しいため、以下のブラックリストチェックツールにドメイン名を入力して確認してみてください。

aguse.

ドメインパワーを確認する

以下のサイトは、中古ドメインに対する被リンク数や被リンクの質、ドメイン取得からの期間などのデータを分析し、ドメインの強さを数値化できます。ぜひ活用してみてください。

パワーランクチェックツール

まとめ

オールドドメインは、新しくサイトを立ち上げる場合にSEO上のメリットが多くあります。その反面、中古ドメインの質によってはペナルティを受ける等のデメリットもあります。

そのため、中古ドメインを購入する前には品質を確認しておくことは必須です。

高品質な中古ドメインを取得できれば、あなたのWEBサイト運営が軌道に乗るための大きな役割をはたしてくれるでしょう。


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