プログラミングとは？

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2020年から小学生の必修科目となった「プログラミング」。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

しかし、「言葉自体は聞いたことがあるけど、プログラミングが一体何なのか、全く知らない」という方も多いようです。

そこで今回は、「そもそも、プログラミングって何？」という方向けに詳しく解説します。

プログラミングとは？

プログラミング（英：Programming）とは、「プログラムを作りコンピューターに指示を出すこと」です。

たとえば、あるロボットを動かす時には、誰かが「右に進め」「止まれ」などの指示をロボットに送らないといけません。

その「右に進め」「止まれ」などの「ロボットにさせる動作・処理を、順番に書き出したもの」を「プログラム」といい、「ロボットがプログラム通り動くように指示を出すこと」を「プログラミング」といいます。

プログラミング言語とは？

では、どのようにしてコンピューターに指示を出すのでしょうか？

人間であれば、人間の言語（日本語や英語など）で伝わりますが、コンピューターには人間の言語は通じません。

そこで、コンピューターにはコンピューターが理解できる言葉を使う必要があり、その言語のことを「プログラミング言語」と言います。

プログラミング言語は、職業や目的によって使う言語もさまざまですが、初心者の方が独学で学ぶ場合は以下のプログラミング言語がおすすめです。

プログラミングが得意なこととは？

人間にも得意、不得意があるように、プログラミングにも得意、不徳がありますが、特に優れている部分があります。それが、以下の3点です

1. 高速処理能力
2. 正確さ
3. 自動処理

それぞれ詳しく説明していきます。

①高速処理能力

人間とは比にならない速度で情報の処理をすることが可能。

たとえば、コンピューターが簡単な足し算などの計算をする場合、1秒間に1,000万回以上もの行うことができますし、スマートフォンの操作1つにしても、私たちがストレスを全く感じないくらいの速さで情報の処理を行っています。

②正確な作業

当たり前ですが、プログラミングは人間のように疲れたり、休んだり、ミスをしません。プログラムが正しければ、いつどんな時でも正確な答えを返してくれます。

③自動処理

人間が行うと時間がかかる面倒な作業でも、プログラミングを活用すれば一瞬にして作業を自動処理することが可能です。

たとえば、たくさんのデータの中から条件に合う情報だけを抽出したり、検索するだけで欲しいファイルが出てきたりする自動処理能力はプログラミングの得意分野です。

また、同じ文字を繰り返し表示するなどの、同じ操作を繰り返す処理もプログラミングの得意とする能力のひとつです。

プログラミングを使ってできること

簡単な繰り返し作業の処理や、自動計算などからはじまったプログラミングも飛躍的な進化を遂げ、今やわたしたちの生活に欠かせないモノやサービスを提供してくれるようになりました。

特にパソコンやスマートフォンが普及した背景にはプログラミング分野の発達があり、以下のようなことができるようになりました。

• WEBサイト制作
• スマホアプリ開発・制作
• ゲーム開発・制作
• AI・ロボットの開発
• サービスシステム開発

この他にもプログラミングを使ってできることは無数にあり、これからも更に進化を遂げていくことが予想されます。

プログラミングの身につける3つのメリット

「プログラミングとは何か？」ということがわかったところで、つづいてはプログラミングを身につける3つのメリットを紹介します。

①就職に有利

プログラミングを身につけると、プログラマーやエンジニア、WEBデザイナーなど、さまざまな職業の選択肢が増えます。また、プログラミングができる人材は需要が高いため、就職に有利になるでしょう。特にこれからさらにITが進化していく時代の中で、プログラミングを身につけておくことをおすすめします。

②論理的な思考が身につく

プログラミングの構造や思考方法を勉強すると、物事を順序だてて論理的に考えられるようになります。そのため急なトラブルが起きた場面でも冷静な判断ができるようになるでしょう。

③アイディアをカタチにできる

自分の考えたアプリやサービスを世界に発信することができます。さらに低予算で開発・リリースができるため、将来「起業・独立」を考えている人には大きなメリットとなります。

プログラミングができるとどんな職業に就けるの？

プログラミングができるようになると、将来さまざまな職業への道が開けます。

今回はその一部の人気のある職業を紹介します。

プログラマー

「プログラマー」とは、コンピューターを動かす「プログラミング言語」を用いて、さまざまなシステム・ソフトウェア・アプリケーションを開発・制作する職業です。

プログラマーにとって、確実に必要になるのはプログラミング言語の知識です。複数の言語に長けていることに越したことはありませんが、自分が担当するジャンルでスタンダードな言語はマスターしておく必要があります。

ひとくちに「プログラマー」といってもかなり幅広く、サービスや製品の内容によってもプログラマーとして求められることは変わってきますが、人々の生活に豊かさをもたらすためのサービスや商品を提供する、すばらしい職業です。

SE（システムエンジニア）

SE（システムエンジニア）とは、システムの設計書の作成やシステム開発現場での開発プロジェクトや開発チームを管理する職業です。

SEの仕事を大きく分けると「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」「保守・運用」の5段階があり、すべての工程に関わります。

SEになるまでには、多くの経験とプログラミング知識、またコミュニケーション能力も問われるため、非常にやりがいのある職業です。

WEBデザイナー

「WEBデザイナー」とは、デザインセンスはもちろん、「Photoshop」「Illustrator」などのグラフィックデザインアプリの操作や、WEBサイトを制作するためのHTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語を使いWEBサイトを制作する職業です。

たとえば、ECサイトを作る時には、ユーザーがどのようなデザイン・レイアウトのサイトに魅力を感じるか？という「デザイン性」と、ユーザーが実際にショッピングをする時に、いかにストレス無く決済までを完了できるかといった「ユーザビリティ」、この2つの視点からWEBサイトのUX（ユーザーエクスペリエンス）を演出する、非常にクリエイティブな職業です。

プログラミングを学ぼう！

それでは、実際にプログラミングを学ぶにはどのような方法があるのでしょうか？

ここからは、おすすめのプログラミング勉強方法を3つ紹介します。

プログラミング教室に通う

プログラミングが小学校の必修科目となったことで、プログラミング教室の需要が増え、就職や転職に有利になる大人向けのプログラミング教室も増えています。

プログラミング教室に通うメリットは、やはりわからないところをすぐに先生に聞くことができる点。また、グループレッスンであれば、同じプログラミング学ぶ仲間ができるので楽しみながら着実にプログラミングを学ぶことができる点でしょう

しかし、月に数千円〜数万円の教室や、そもそも住んでいる地域にプログラミング教室が無いなど、さまざまな違いもあるようです。

オンラインレッスンに申し込む

世界的に主流になりつつあるオンラインレッスンは、ネット環境があればいつでも・どこからでもプログラミングを学ぶことができる点が1番のメリットです。

また、なりたい職業に合わせてコースを選び、自分のペースに合わせてレッスンを受講することができるので、学業や仕事と両立をしながらプログラミングを身につけることができます。

ただ、プロの講師がサポートにつくオンラインレッスンになると、授業料もそれなりにかかってしまい受講期限もあるので、自主的に学習をする意思がより必要になってくるでしょう。

市販の参考書を使って独学

大きな書店に行くと、プログラミングに関する本がたくさん販売されており、初心者向けのプログラミング本なら、約1,500〜3,000円程度で購入することができます。

そのため、高い費用をかけなくても手軽に勉強を始められる点が、独学でプログラミングを学ぶメリットです。

しかし、独学は自分で理解を深めていかないといけないので、わからないところがあっても「質問ができない…」「時間がかかる…」「途中で飽きてしまう…」など、挫折してしまう人も少なくありません。

ただ、最近ではネットで検索するとプログラミングに関する情報もたくさん出てくるので、「参考書＋ネット」を上手く使いながら勉強をすすめていくと良いでしょう。

まとめ

今回は、プログラミングについて解説しました。

「プログラミング」とは、目的を達成させるためのプログラムを作り、コンピューターに指示を出すこと。プログラミングが進化したことで、人々の暮らしがより豊かになり、欲しい情報も一瞬で取得できるようになりました。

ぜひ、これからの就職や転職に有利になる知識を身につけたい方、あるいはお子様の習い事として「プログラミング」を選んでみてはいかがでしょうか。