セッション(Session)とは?増やすにはどうしたらいいの?
セッション(Session)とは?
この記事を読むための時間:5分
SEOやアクセス解析サービスの用語として出てくる「セッション(Session)」とは、何を意味する言葉であるかご存知ですか?
一度は、耳にしたことがありながらも詳しい意味がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんなセッション(Session)の意味、そして同じくアクセス解析の用語として挙げられるユーザー数やPV数との違いについて解説致します。
目次
セッション(Session)とは?
SEO対策やWebサイトを運営する上で登場する「セッション(Session)」とは、サイトへの訪問を示すアクセス解析サービスの用語です。
細かく言うとサイトへの訪問してからサイトから離脱するまでの一連の流れ全体を表しており、カウントを表すセッション数や滞在時間を表すセッション時間など、訪問したユーザーの行動をセッションと示していると覚えておくとわかりやすいでしょう。
セッション数の数え方
訪問を示す言葉であるセッション。このセッション(訪問)には、セッション数という訪問数を表す言葉があります。
カウント方法は、サイトへ訪問した時を1カウントとして数えていきます。お店などの実店舗に例えると、来店したお客さんを数える時と同じ数え方となります。ユーザーがサイトに訪問してきた時に使う数え方であるため、サイトにあるコンテンツを移動する場合には、カウントが増えることはありません。
セッションが切れるタイミングって?
セッションは、一定の時間が過ぎた場合やその他条件が揃うと、「セッションが切れる」という言い方で、セッションがリセットされることがあります。では、セッションが切れる場合には、どんな条件があるのかを一つ一つ解説致しましょう。
30分以上行動が行われなかった時
訪問者数を表しているセッションは、30分以上サイト内で行動がなかった時にリセットされます。サイトをチェックして、そのままスマホやパソコンの電源を切ってしまった場合、サイトに居ながらも動かない状態となります。
30分以上一切サイトにアクセスしない状態場合、自動的にセッションがリセットされてしまうということになります。そのため、セッションがリセットされた後に再度アクセスが行われると、セッション数のカウントが増えるシステムになります。
日付が変わった時
セッションは、時間だけでなく日付も大きく影響します。セッションが続いている状態でありながらも日付が変わると、一度リセットされて、新しく1カウントとしてセッションがスタートします。
サイト内で新しいカテゴリーページに飛んだ瞬間に新たにカウントされることを覚えておくと良いでしょう。
参照元が外部サイトだった時
時間や日付によってリセットされるセッション数ですが、参照元が外部サイトだった時にもセッションがリセットされます。
参照元が外部サイトというと、良く意味がわからない方もいらっしゃるかと思いますが、例えば広告からサイトを見つけて訪問し、一度離脱をします。
再度同じサイトを見たいと思い、GoogleやYahoo!などで検索をしてサイトを訪れた場合にセッションがリセットされるというのがこのシステムの仕組みです。
1度目は広告からの訪問、2度目は検索エンジンからの訪問となると、それぞれ異なる外部サイトから訪問したことになります。決められた時間以内に再度訪問した場合でも、違った検索経由で訪問した場合には、新たにカウントが開始されることになります。
ユーザー数やPV(ページビュー)数との違いって?
セッション数は、同じくサイトへの訪問者数を表すユーザー数やPV(ページビュー)数などという用語とどのような違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴を確認しながら、セッション数との違いについて解説致しましょう。
ユーザー数との違い
「ユーザー数」とは、1人の訪問者を表す言葉です。セッション数との違いは、カウント方法の違いにあります。セッション数は、30分以上のアクセスがない場合、リセットされるという条件があります。
しかしこのユーザー数は、時間に対しての制限がないため、1日以内で何度アクセスしても1カウントとして数えられます。
そんなユーザー数は、日付が変わるとセッション数と同じく、新しくカウントされるため、時間に制限はないものの、日付が変わると新しくなりことを覚えておきましょう。
また同じユーザーでも、端末が変わったり、異なるブラウザを使う場合には、新たにカウントが開始されます。端末ごとに1日ごとにカウントする数となります。
PV(ページビュー)数との違い
「PV (ページビュー)数」とは、その名の通り、サイト内にあるページを見たことをカウントするカウント方法です。
セッション数は、サイトへ訪問した数を表していますが、PV (ページビュー)は、ページそれぞれをカウントするため、同じユーザーでもページを移動しながら、さまざまなページを見た場合に1カウントとしてページ数分数えていきます。
カテゴリーを変えながら3回クリックした場合には、3カウントとするなど、こちらもカウント方法に違いがあることが伺えます。
Googleアナリティクスでのセッション数の確認方法とは?
アクセス解析には、さまざまなツールがありますが、中でも初心者でも活用しやすいGoogleアナリティクスでのセッション数の確認方法について解説致します。
Googleアナリティクス内でセッション数の確認するには、オーディエンスにある「概要」をクリックしましょう。
概要の中には、さまざまな数字が並んでおりますが、「セッション」という欄がこのセッション数を表す項目になります。日にちごとにセッション数を見ることができるため、平均のセッション数などを確認してみると良いでしょう。
セッション数を増やす方法とは
セッション数は、訪問者数を表しているため、サイトを盛り上げるためにも増やしたいと考える方が多いのではないでしょうか。セッション数を増やすには、まず新規のユーザーを増やす方法とリピーターを増やす方法があります。
新規のユーザーにとってどんなサイトが魅力なのか、そしてリピーターにとって魅力的なサイトをしっかり把握する必要があります。それぞれのセッション数の増やし方についても併せて解説致しましょう。
新規ユーザーを増やす方法
新規ユーザーを増やすためには、検索エンジン等でクリックしてもらう必要があります。新規ユーザーのほとんとほとんどは、Google Yahoo!などの検索エンジンを利用して、必要な情報のワードから検索を行うことがほとんどでしょう。
検索に引っ掛けるには、まずそのワードを入れる必要があります。それがSEO対策と言われる一種です。SEO対策は、検索されやすいワードを入れることやクリックしたくなるタイトル付けを行うことなどが挙げられます。
新規ユーザーを増やすには、SEO対策を行いながらユーザーが欲しい情報を含んだコンテンツを作る必要があります。
リピーターを獲得する方法
クリックしたユーザーをリピーターに繋げることもセッション数を上げるために必要なポイントとなります。そんなユーザーをリピーターとして定着させるには、有益な情報を得られることが伝わるコンテンツ作りが必要です。
第一に大切なのが有益な情報が得られる高品質なコンテンツであることです。そして、高品質なコンテンツ作りに大切なのが、記事の構成作りです。
有益な情報が得られる内容でありながらも、なかなか結論に辿りつかない構成での記事だとユーザーが結論に辿りつかずに離脱する可能性があります。コンテンツの質が良いだけでなく、引き込まれやすい構成展開も必要になります。
なかなかセッション数が上がらないという方は、構成を見直してみるのもおすすめです。
まとめ
セッション数を増やすということは、訪問者数を増やすことに繋がります。セッションが途切れづらくさせる工夫やセッション数を上手に増やすことで、より知名度の高いサイトへと成長させることができるでしょう。
セッションに関する基礎的な知識やユーザー数やPV(ページビュー)数などとの違いを理解し、上手に活用してみて下さい。
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